「ハリー、早く行かないと遅れるぞ!」


「そうだね・・・急ごう」



決闘の時間が、刻一刻と近づいてき十一時半ごろ
廊下を動く二つの影があった













[禁じられた廊下と怪物]












、起きて!!」


その頃、は寮で寝ていた
偶然マルフォィとハリー達の会話を聞き、決闘の事を知っているハーマイオニーが二人を止めようとしたが、
二人はトロフィー室に行ってしまったのでハーマイオニーはまずを起こすことにしたのだ



「う・・・・ん・・・・・・・・・・・・ハーマイオ・・ニー、どうしたの?」



は眠いながらも何とかあくびをかみ殺しながら言った
ハーマイオニーはトロフィー室に向かいながら事の経緯を話し、そしてトロフィー室についた。
だが、あたりはシン・・・としている




「生徒がベッドから抜け出した!―「妖精の呪文」教室の廊下にいるぞ!」




ピーブスの声が聞こえたかと思うと、今度はハリーとロン、ネビルが走っていくのをは見た
すぐに追いかけ、途中ピーブスに幽霊退治用のスプレーを噴射しつつ二人を追いかけた
しかし、廊下の突き当たりでドアにぶち当たった
しかも鍵が掛けられている


「もうおしまいだ!!」

そう喚くロンだが、すぐにハーマイオニーがきて…



「アロホモラ!」


呪文を唱えた

するとカチャッという音がして、鍵が開いたことが判った
五人はすぐさま中に入り、そして耳を済ませた



「どうなってるんだ。生徒はどこだ!!」

と言うフィルチの声が聞こえたが、フィルチは物々と怒りながら去っていった










「フィルチはこのドアに鍵が掛かってると思っている。もう大丈夫だ。――ネビル、離してくれよ」


ハリーがひそひそ声で言った。ネビルはさっきからハリーのガウンの袖を引っ張っていたのだ






「ハーマイオニー、本当に助かったよ」

「まったく。だから行かない方がいいって言ったのに!!あなた達はマルフォィに騙されたのよ?」


その隣ではロンとハーマイオニーが話している




は周りを見渡した
そして此処が何処だかはすぐにわかった


「・・・・皆、此処―――」





「此処がどうしたんだい?」


ロンが不思議そうに言う
ネビルのガウンの袖を引っ張る力がますます強くなる




「此処――四階の『禁じられた廊下』よ?」





何故此処が立ち入り禁止なのかはすぐ判った
五人が真正面に見たのは、怪獣のような犬の目――床から天井までの空間は全部その犬で埋まっている
頭が三つ、血走りギョロッとした目。三つの鼻がそれぞれの方向にひくひくしている。
三つの口からは黄色い牙がむき出しになっていて・・・

怪物犬はじっと立ったままその六つの目でハリー達を見ている
ソレは今にも襲わんとばかりに雷のような唸り声を発していた



次の瞬間、皆とっさに廊下にで、飛ぶように走った
もうフィルチの姿はない
でも今はそんなことはどうでも良かった
なんとか八回の太った婦人の肖像画までたどり着いた。



「まあ一体どこにいっていたの?」

服は乱れているし、顔が紅潮し汗が出ている状態の五人をみて婦人は驚いていた


「はぁ・・・なんでもないわよ・・・。合言葉は・・・・豚の鼻だったっけ・・・」



息絶え絶えにが言うと肖像画がぱっと開き、五人はやっとの思いで談話室に入った
ハリーとロンは談話室の椅子にぐったりとし、ハーマイオニーは床に座りこみ、ネビルは震えながら気を落ち着かそうと
談話室をうろうろしていた
皆一言も話さないので談話室はシンと静まり返り、
荒々しく息をする音とネビルが歩く音が聞こえるだけだった



「あんな怪物を学校の中に閉じ込めておくなんて、連中はいったいどんな事をかんがえてるんだ?」

やっとロンが口を開く


「世の中に運動不足の犬がいるとしたらまさにあの犬だね」


とロンは続ける
ソレと同時にハーマイオニーの不機嫌さも戻ってきた



「あなたたち、何処に目をつけてるの?」


ハーマイオニーが突っかかるように言った





「あの犬の・・・下に仕掛け扉があったの、気づいた?きっと『何か』を守ってるんだと思う」


が続けて言う




「まったく、私達みんなあの犬に殺させたのかもしれないのよ?それに―もっと悪いことに退学になったかもしれない。
では、皆さん差し支えなければ私は寝させていただくわ」


そういってハーマイオニーは女子寮へと消えていった
ロンはぽかんと口をひらいている




「はぁ・・・なんでこんな事になったんだろう。あなた達の勝手な行動であんなことになったんだからね!」


「それにしてもあの犬は何を守ってたんだろう?」



ハリーにはそのことが引っかかっていた
ホグワーツで守っているものがなんなのかは判らないが、きっと大切なものだろう。




「ホグワーツは何かを隠すには世界で『一番』安全なのよ?本当に大切な物だと思うわ」




ハリーはその言葉であの犬が何を守っていたかがわかったような気がした
――七一三番金庫からもってきたあの包み
たぶんソレが隠されているのだろう・・・




-後書き-
あはははははは
もうコレは・・・なんといったらいいでしょう・・・
文才ないなぁ自分(泣)

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